ハワイとバンコクの遊び方の違い
欧米人はだらだら過ごすのが好き?(2012.12.27)
バンコクに来ています。晴れてはいますが、ハワイとは違い、排気ガスの影響か抜けるような青空ではなく、どんよりした青空です。東京近辺の梅雨時の晴れ間のような感じです。
気温は最高温が体感ですが30度ぐらい。夜は25度ぐらいでしょうか。バンコクでは一番過ごしやすい季節だと思います。
昨日はバンコク市街の西側を流れているチャオプラヤー川のボートに乗り、市街からちょっと離れたレストランで川を見ながら午前中はのんびりしてきました。
本来なら海を見ながらそうしたいところですが、海まではちょっと距離があります。その代わりにバンコクでは川沿いに超高級ホテルが並んでいます。
私にはそのようなホテルは無縁なので、もっと上流の観光客のほとんどいないような川岸に作られた店で、川風に吹かれながらビールを飲み、昼食のチャーハンを食べ、読書をしてきました。
ハワイでもそうですが、こういうなんだか訳も分からず川や街を見ながらのんびりすると言うのが欧米人は得意のようで、バンコク市街でも通りに面した席に座り、日がな1日ビールを飲んでいる人が多数います。そういった状況はハワイの観光客と似ているなと思います。
欧米に比べるとバンコクは物価が安いので、この町に沈没してしまう欧米人や日本人もいるみたいですね。電車に乗って運賃が100円かからず、昨日乗った船も30分の乗船時間でわずか40円です。
川風に吹かれてビールを飲んで食事をして400円。それでも地元の人に言わせれば贅沢な食事なのだと思います。
私が通い始めたハワイでも、1995年ぐらいは物価が日本よりずいぶん安いなと感じました。バスが1ドルの時代です。バニヤンが1泊80ドル。プレートランチは3ドルとか4ドルでした。この17年ぐらいで、たぶんドル建てで物価は2倍ぐらいになったのではないでしょうか。
観光客は円高のせいで、あまり負担を感じないかもしれませんが、地元で働いている人は大変だと思います。特に住居費の高騰に頭を痛めているようです。
しかし今後日本も安倍政権下で円安、物価高を強制的に演出するかもしれないので、ハワイへのんびり旅行できるのもあと数年か、と時々思うようになってきました。
今日はバンコクではベスト3に入る巨大なショッピングモールである「エンポリアム」という所に行ってきました。(アラモアナと同じぐらいの規模です)単純に景色の良いカフェレストランがあるというガイドブックを見て行ったのですが、どうやら情報が古かったらしく閉店したようです。
それにしてもワンフロアの面積はアラモアナより狭いと思いますが、それが8階建てぐらいのビルになっていますので、行き慣れない旅行者には分かりにくいショッピングモールです。
しかもバンコクではどこでもそうなのですが案内板やガイドマップがほとんどないため、目的もなく行く場合はただ単にぐるぐるまわって過ごすことになり、特に私のような買い物にあまり興味がない人間にとっては、単なる巨大迷路にしか思えません。
結局特に行く場所もなく、帰ろうとしても今度は出口が分からず、ようやく見つけた出口から転げ出るように一般道に出て、すぐ近くの「さざえ」という和食やさんへ。やはりこうゆう和食屋さんが性に合います。
ここでのんびり寿司を食べて(ビールと合わせて1000円ぐらいですがおいしいです)、昼間からほろ酔い気分です。バンコクにいると昼間からアルコール漬けになることが多いですね。
昼寝のためにホテルに戻る途中で、オーストラリア料理レストランがあったので、ここの道沿いのテーブルに座ってまたビール。目の前が自分のホテルなので、ビールを飲んで酔いに任せて昼寝をしようという計画です。
しかしこうゆう場所で日本人が昼間からビールを飲んで通りを眺めている姿はあまり見かけませんね。周りは欧米人ばっかりです。一方日本人の多いショッピングモールの和食レストランは当たり前ですが日本人ばかり。
しかも大半はグループです。私のような初老のおじさんは言葉の壁もあるのだと思いますが、上記の和食屋さんや居酒屋でなじみの店員さんと話しをしていることが多いみたいです。
まあいろんな人がいろんな楽しみ方で街遊びが出来るのがバンコクですが、ハワイ旅行同様行くたびに行動範囲が少しずつ広がっているような気もします。ただそのためには片言でも良いので英語でしゃべる勇気?と努力が必要です。