ウクレレの弾き方
ウクレレの弦をはじくのはどの指なのか、またはどの指が適当なのか、ということを細かく説明している楽譜はあまりないように思います。
右手でウクレレを抱え、指を弦の真上に持ってくると、ちょうどその位置は、私の場合ネックと胴体の境目か、少し胴体よりの部分になります。
ウクレレプアプアのレッスンでは、弦が張られている真ん中付近のネックの上を鳴らすのが一番良く響くと教えられました。またそうすることによって、コードを鳴らしたとき、指が本体にぶつかるリスクが減り、本体の板が傷つかないんだと言っていました。
しかし普通に構えると、そこまで指は届きません。もしかすると私が購入した楽器が、コンサートという、一番ポピュラーな小さなソプラノという楽器より一回り大きい楽器だからかもしれません。
いずれにしても、届かない指を無理矢理届かそうと腕をひねるのもの辺なので、本体に数cm入った部分で弾いています。
コードの弾き方は、左手は適当なコードを押さえて、右手の人差し指のツメの右側でポロロ〜ンと弾きます。これが下に向かうのでダウンストロークと言われている奏法のようです。
また下から上に弾く奏法もあります。これはアップストロークという名前で、今度は人差し指のツメの左側を使うようです。この二つを組み合わせるとアップダウンが可能になり、軽快なリズムを刻むことが出来るようになります。
ただいろいろ本を読んでみたところ、右手の手首はあまり上下に振らず、手首から先を上下に動かす方が良いというようなことが書かれていました。
フォークギター等では肘と手の両方を動かしてアップダウンを演奏することが多いので、この辺はちょっと違和感があります。
ちなみにここに書いていることは、ウクレレ一ヶ月の初心者が、実際にウクレレを弾いてみての感想を書いているだけなので、間違った記述もあるかもしれません、その辺はアロハの精神で適当に目をつぶるかしてください。
ギターを弾いていたので、左手の動きは比較的スムースです。コードの押さえ方さえ分かれば、基本的なコードの移行はすぐ出来るようになりました。
しかしギターと違って、フレットの幅(音階の刻みの部分です)が狭いので、ポジションの移動がつい飛びすぎてしまいます。7フレットだと思って押さえたところはだいたい8フレットぐらいになります。
また4本の指全部を使って押さえるコードなどは、単独で押さえる分には良いのですが、他のコードからの瞬時の移動は難しいですね。まあこれはギターも同様です。
さらにセーハの問題もあります。セーハというのは、主に左手の人差し指を伸ばした状態で、同じフレットの弦を数本まとめて押さえる奏法のことで、最大4本の弦を同時に押さえます。実際に押さえて鳴らしてみると、なかなか均等に押さえることが出来ず、どこかの弦が間の抜けた音になります。
ギターは6本弦があるので、それに較べれば楽なのですが、やはり全体的にせせこましいので、セーハをしながら他の中指で違うポジションを押さえるというのが、なかなか難しいです。
ウクレレプアプアあたりでやっている初心者レッスンは、誰でも気軽にウクレレが弾けるということを知ってもらうためのレッスンですから、使用するコードは三つぐらいで、使う指も3本ぐらいまでです。
しかしある程度コードの事が分かってくると、とてもそれでは足りないなあと感じます。入り口は簡単だけど、やはりある程度の音をきちんと鳴らすためには、練習が必要ですね。
もう一つ、やはり年齢のせいか、コードがちっとも覚えられません。(これは私固有のことかもしれません)楽譜にコードのポジションが書いてあれば、だいたいうまく弾けますが、そうでない場合はいちいちコードを探している状況です。
ついでに言うと、同時に私の息子も時折私のウクレレで練習していますが、左手の指先が痛いと言っています。練習すれば指の皮も少し固くなって楽になるのですが、それまではちょっと痛いと思います。