天気の変化と温暖化

カラカウア通りで土砂降りと激しい雷雨に遭遇

 ハワイはいつ行っても基本的に温暖で、たとえ雨が降っても霧雨程度ですぐにやんでしまうため、これまで雨具を持っていったことはほとんどありません。

 しかし雨が少ないのはオアフ島の南側だけで、北側の山を見ればすぐ分かるように、いつも山頂は雲に覆われています。この雲の量が適度なため、北の海から貿易風に乗って運ばれてきた湿気は、ほとんどが山の中に降り注ぎ、それがワイキキの飲料水となって運ばれているわけです。

 従ってハワイで天候が激変するというようなことは滅多にないのですが、一度だけ、激しい雷雨に遭遇したことがあります。激しいといっても、ハワイですから半端なものではなく、また周囲に高層ビルが多いので、落雷がすごかったです。

 夕方なのに空は真っ暗。たまたまロイヤルハワイアンショッピングセンター付近のカラカウア通りをサーフライダーに向かって歩いていました。と、そのときたたきつけるようなものすごい稲光と轟音が響いたかと思うと、すべての電気が一斉に消えました。一瞬にしてワイキキが真っ暗になりました。

 当然カラカウア通りの信号も消え、行き交う車は最徐行です。雨も土砂降りとなり、私は連れと共にモアナサーフライダーの建物の陰に隠れて、ただひたすら雨がやむのを待っていました。ともかく雨がひどくて、その場所から動けなかったからです。

 そのとき同じ場所に飛び込んできて、一緒に雨宿りしていた黒人さんがいました。今なら「ヘビーレイン」とか何とか言って話しをしたと思いますが、当時は会話にも自信が無く、互いに顔を見合わせただけでした。しかしその方も、こんな雷雨と土砂降りは経験がなかったようで、鳴り響く雷鳴に驚いた顔が今でも印象に残っています。


温暖化とハワイ

 今から15年ぐらい前の1990年代に私はハワイに行き始めましたが、当時は地球の温暖化が声高に叫ばれる前で、ハワイはいつ行っても澄み切った青空とさわやかな風が吹いていました。

 それがいつの頃からか、「温暖化」と言う言葉が新聞に出るようになり、当時はほぼ数日おきに見えていた虹が、最近は2週間の滞在中に数回しか見られなくなってしまいました。

 当時は二重の虹(ダブルレインボー)もよく見え、その頃の写真も残っていますが、朝カラカウア通りを散歩していると、東側から日光が差し、アラモアナ方面を見ると虹が見えると言うことがよくありました。虹が見えなくなった原因が温暖化にあるとは簡単に結論できませんが、何とも残念です。

 一方雨の量も降るときはやたら降り、降らないときは山火事が頻発という状態が続き、湿気と乾燥の間のブレが大きくなっているような気がします。

 実際今年の夏(2010年)の滞在でも、日本の梅雨のような雨が数日降り続きました。全体的に湿気も多くなっているように思います。

 一方ワイキキの砂浜も温暖化と海面上昇に伴って、段々幅が狭くなっています。ときたま砂を追加したり、ブルドーザーでならしたりしているようですが、たしかにクヒオビーチの面積も狭くなったように思います。

 この先、さらに温暖化が進むとどうなるのでしょうか。


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