グループレッスンの効果

 中学3年生で英会話のプライベートレッスンを受けた息子は、レッスンを受けていたときはほとんど口から英語がでなかったものの、英会話をしてみたいという欲求は強くなったようで、一見効果が上がらないように思えたプライベートレッスンでしたが、やはり何らかのインパクトはあったようです。

 そこで翌年、「今度は英会話学校でグループレッスンを受けてみるかい?」と聞いてみると、「やってみたい」とのことだったので、2010年旅行記の準備編で書いたとおり、1週間だけの短期という条件で学校を探しました。

 その結果、結局プライベートレッスンでお世話になった「パームズ・イングリッシュスクール」にお願いしよう、ということになりました。

 当時この学校は「ワイキキ・トレード・センター」の7階だか8階あたりにあり、和食レストランの「めんちゃんこ亭」脇にあるエレベーターで上ればすぐに行ける場所にありました。

 ここならバニヤンからバスで1本で来れますし、付近に飲食店も多いので、息子のレッスン終了時間にあわせて待ち合わせをして感想を聞きながら昼を食べるのもいいなと感じました。

 一方どのコースが一番良いのかというのは、高校1年生ぐらいだと悩ましいところです。キッズプログラムというのを行っている英会話学校も多いのですが、高校生にはちょっと幼稚なような気もします。

 しかしだからといって大人と一緒のクラスにはいると、英語はついていけたとしても話題についていけないかもしれません。とはいうものの悩んでいても先に進みませんから、現地入りして相談するのが一番いいだろうと判断。

 ハワイに到着したその日に「パームズ」に行き、相談。受付のお姉さんは日本人で、日本語が通じるので助かりました。入学を相談しに行くと、すぐにその場で体験入学となり、息子は空いている先生と1対1で面談。(実は校長先生だったようです)

 しかし緊張して言葉が出なかったのか、この時はまだ結論が出せず。結局もう1回体験授業をしてもらい、やはり大人のクラスに入るのがいいだろうというという結論になりました。

 その後1週間、実際には月から木の4日間、午前中だけ英語のレッスンを受けたわけですが、同じグループの生徒は10人ぐらいと少人数で、しゃべらざるを得ない環境を作り出され、徐々に声が出始めたようです。

 ただそのグループはイタリアから来た人が多く、息子も巻き舌の英語に驚いたようで、思わぬところで国際教育というか国際感覚が身に付いたなと親として感じました。

 また彼らの開けっぴろげで、間違えをものともしないでベラベラしゃべる姿勢も刺激になったようで、「面白かった」という感想を口にしていました。

 私から見た感想ですが、やはり前年にプライベートレッスンを受け、ネイティブのお姉さんと英会話っぽいものを話していたことが結構役に立ったと感じています。

 息子ぐらいの年齢は、ただでもシャイになりやすく、間違いを恐れる日本の英語教育だと、なかなか思ったことを口に出来ないのですが、学校の雰囲気、先生の人柄、イタリア人の開けっぴろげな性格が、かなり大きなインパクトになったようで、それ以後ABCストアやフードコートで自分の食べたいものを注文することも何とか出来るようになりつつあります。

 さらに帰国後学校で聞く英語の先生の発音についても、日本人っぽい発音だとか、あの先生の発音はきれいだ、ということを口にするようになりましたから、ヒヤリングの方は確実に伸びていると判断しています。



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