サンセット・ディナークルーズ(2003年)

オプショナルツアーの選択

 ハワイは空気の透明度が高いのか、サンセットがひじょうに印象的です。これを海から眺めようと言うのがディナークルーズです。いつもはワイキキの浜辺にある防波堤やカタマランからサンセットを眺めるのですが、この年はちょっとだけ奮発して船に乗り込むことにしました。

 実は水陸両用車のダックツアーも考えていたのですが、こちらはハワイカイ方面へ行き、ツアー全体が数時間で終了するというものだったので、食事やサンセットの美しさを考慮して急遽クルーズに変更しました。

 先ずツアーの選択ですが、フリーペーパーを見ると実に様々なディナークルーズが用意されていて、どれにするか非常に迷います。しかも明らかに同じ船に乗ると思われるツアーなのに、取り扱っている会社によって値段が違ったり、また同じ船の中で、食事や座席、船の中でのフロアによってランク分けがあったりします。さらに船そのものも200人乗りぐらいから、双胴船のものや1000人以上乗れるものまで多種多様です。

 そこでワイキキの街中で得た日本語と英語のフリーペーパーをコンドミニアムのテーブル上に置き、自分達の予算を考えてどれにしようか検討しました。

 安いものは$20ぐらいで、高いものは$100ぐらいです。子供料金も大人料金とほとんど変わらないようなので、我が家の場合は約3倍のお金が必要になります。ダックツアー(ツアー料金は$39)の振り変わりなので、予算は一人あたり$40前後としました。

 そのような条件で探していくと、大きな船は該当しないことが分かりました。また双胴船は揺れないと言うことでしたが、連れのYがだいぶ前ですが格安ツアーで乗ったことがあり、このときの印象があまり良くない(かなり昔なので、今は違うかもしれない)との事だったので、これもパス。

 残ったのはスターレットサンセットクルーズというもので、ツアー会社によって$39〜$42ぐらいの価格が設定されているようでした。

 ツアーの内容は、ホテルからの送迎付きで、約200人乗りの船。乗船後はドリンク1杯が無料で付き、食事は一応ディナーコースとなっています。またフラショーやポリネシアンショーも行われると書いてありました。

ヤマネコトラベル

 ツアーの選択が終わったので早速ツアー会社に電話です。バケーションレンタルの場合市内通話は無料なので、英会話が必要でない限り電話は非常に便利な道具です。

 ツアー会社は「旅のガイド ハワイ」(すでに廃刊)の広告に掲載されているヤマネコトラベルにお願いすることにしました。朝9時の営業開始時を見計らって電話。その日の夕方のツアーの予約です。こちらの希望日や人員を伝えます。実際に予約が出来たかどうかは、折り返しの電話でわかります。果たして当日予約が出来るのかどうか、不安な気持ちを持ちながら電話を待ちました。

 10分後電話があり、予約できたので、すぐに支払いをしてもらいたいとの事でした。オフイスはカラカウア通りのANAビルにあります。料金は大人が$39、子供が$35。合計3人で$113。税金やチップも含まれているようなので、面倒な計算をしないで済みます。残念なことにクレジットカードは決裁に使えないとの事でした。(格安ツアーの場合、使えないことが多いようです)

 すぐにバスで出かけ、まずはDFS前の両替屋さんで日本円を両替。ちょうど少しばかり円高になっている時でした。そこから徒歩でANAビルへ。エレベーターで上に上がると、そこにはいろいろな会社のオフイスが並んでいます。

 オフイスに入り、すぐに支払いを済ませ待ち合わせ場所と時間を教えてもらいます。16時にバニヤンの斜め向かいのマリオットリゾート1階のロビーに集合で、16時10分になっても迎えが来ないときは連絡して欲しいと伝えられました。迎えが来ないときがあるのかな、とちょっと心配させられる応対でした。

注:2009年の時点ではヤマネコトラベルという会社は無くなってしまったようです。 

出発ディナークルーズのドリンク

 15時50分、バニヤンを出てマリオットへ。ロビーにはすでにツアー客と思われる観光客が多数待機していました。

 16時になり、次々とツアーバスが到着し、目的に合わせて居合わせた観光客の数が徐々に減っていきます。が我々が指定されたバスが来ません。

 不安になってロビーを出たり入ったりを繰り返しました。そろそろ電話をするしかないかと思われたころ、なんと20分も前から目の前に停車していたバスが該当するバスだということが判明。突然どこからともなく運転手が現れました。

 いきなり受付が始まり、順番もへったくれもなくバスに乗り込みます。居合わせたほとんどの観光客が乗り込んでもなかなか出発しません。遅れている人がいるようです。しかし結局誰も乗せず、16時35分、ようやくバスが動き出しました。

 ワイキキの市街を抜け、イリカイあたりに来ると、あたりはディナークルーズと思われるツアーバスがひしめき、ちょっとしたツアーバスの交通渋滞。そんなんで出航時間に間に合うのかなと思っていると、やおらバスはケワロ湾へ。実はスターレット号はケワロ出発だったのです。私はアロハタワー出発だとばっかり思っていました。どうりでのんびりしているわけです。



クルージング


「何をしよう」(海関連)


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